最近では、キャンプ好きがこうじて本格的に山林を購入してソロキャンプをされる方や、こだわりがある家具・木工芸作家さんが自身で木材を調達するため、山林を購入して自伐林業を始められる方が増えてきました。
しかしながら、山林の購入を検討されているほとんどの方が初めてです。
どのようにして購入手続きを進めていくのか、自分の目的にあった山林を探す方法はどうしたらいいのかなど、良い山林があれば検討したいなぁと思いながらも、何から始めればいいのか分からないとお困りの方も多いかと思います。
そこで本ページでは、山林を購入する流れや欲しい山林の探し方、手続きの方法などをご紹介いたします。
弊社へご連絡される前に、本ページで購入までの流れなどを大まかに理解しておくと、その後のやり取りもスムーズに進められると思いますので、ぜひご一読いただけますと幸いです。
山林を購入するまでの流れ
山林を購入するまでの主な流れは、以下になります。
- <ご購入者> ご希望の山林を本サイトで探す、または弊社に条件を伝える。
- <ご購入者> 希望する山林が見つかれば弊社にその旨を伝える。
- <弊社担当> 山林の詳細資料を取り寄せ、購入希望者へ送付。
- <ご購入者> 資料を元に山林の現地確認を行う。
- <ご購入者> ご希望の山林であれば、申込金を支払い、買付証明書にサインを交わす。
- <ご購入者> 引き渡し日を決め、お伝えした必要資料を準備する。
- 売却者と売買契約書にサインを交わす。
- <ご購入者> 残代金を支払い、引き渡しが完了。
- 司法書士を交えて、登記移転を申請する。
- 不動産所得税を支払い、山林の所有者届けを提出。
欲しい山林を探す
ここでは、本サイトにご希望の山林がない場合にも、本サイト以外で一般的に山林を探す方法をご紹介しています。
山林販売サイトで探す
本サイト含め、山林販売サイトではPCやスマホからでもお気軽に写真を含め、まとまった山林情報を見て検討することができます。
地域の不動産へ問い合わせる
購入したい山林の地域が決まっている場合は、その地域の不動産屋へ直接行き、希望する山林がないか聞いてみましょう。その地域の山主との繋がりがある場合が多いです。
地域の森林組合へ問い合わせる
森林組合は地域一帯の山林を、所有者から預かって管理・整備しています。そのため山林を売却したい所有者がいる場合は紹介してもらえる可能性があります。
山林の確認を行う
送付した山林資料をもとに、山林の確認を行い、ご自身の利用目的にあった山林かを確認いただきます。(この確認は任意です)
実際に現地を見て、山林の状況を確認します。この確認方法は利用目的によって様々ですが、例えばソロキャンプ目的であれば、テントを張る平地があるか、川がどのように流れているか、傾斜はどうかなどです。
森林所有が目的であれば、スギ、ヒノキの立木状態の確認や林道の状態、土砂崩れの有無なども見ておく必要があります。
山林確認は安全第一で行いましょう
この山林の確認に対しては、現地案内は行なっておりません。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山林確認は十分に注意をして行う必要があります。急斜面で足を滑らせて転落したり、落石や倒木による怪我が考えられます。
蚊やブヨ、蜂による虫刺されの可能性もあるため、虫除けスプレーなどを準備されることをおすすめします。またクマに遭遇することも考え、ホームセンターなどで”熊よけの鈴”は必ず購入するようにしましょう。
また携帯の通じない場所が多いため、怪我をしたりトラブルが起きても連絡できません。できる限り複数人で行き、無理はしないようにしましょう。安全を第一に考え、服装や装備にも気を使うようにしてください。
天候にも注意が必要です。雨天時は川が増水したり、落石や倒木が発生しやすいので、できる限り晴れた日の昼間に行うようにしてください。日が暮れた後の山林確認も避けましょう。
足元は必ず、登山靴やスパイク付きの長靴を履きましょう。山林内は急斜面が多く、非常に滑りやすくなっています。
GPS付きの登山アプリを使いましょう
GPS機能付きのアプリ「ヤマレコ」「YAMAP」「Geographica」「スーパー地形」などがおすすめです。
自分の現在地が確認でき、歩いたルートを記録に残すことができるため、道に迷った場合でも安全に引き返すことができます。
山林購入の手続き
山林も確認し、購入する考えが決まりましたら、再度Woody山林不動産までお知らせください。
今後の山林を購入するまでのスケジュールや、必要な書類の記入方法、山林価格を含めた購入費用の総額をお伝えいたします。
また、申込金を支払い、買付証明書にサインを交わすまでは「成約」とはなりませんのでご注意ください。
契約の際には以下の書類が必要になりますので、契約の当日までのご準備ください。
・運転免許書などの本人確認書類
・住民票
・印鑑証明書
また、購入費用の総額は以下のとおりです。
・山林価格代金
・事務手数料
・登記諸費用
・印紙代
山林の購入後、司法書士に依頼をして所有権を移転登記します。その際に登記諸費用や印紙代、登録免許税やそれら書類を作成する事務手数料が必要になります。
「事務手数料」とは契約書の作成や契約当日までの登記準備への費用で、Woody山林不動産へお支払いいただきます。
「登記諸費用」は登記を行う地域や筆数によって異なります。
「印紙代」は購入される山林価格に対して 国によって定められています。
契約日は相談の上で決定します。売買契約は弊社(京都府)で行いますが、遠方にお住まいの場合や、日程の調整がつかない場合は調整いたします。
契約当日は必要書類を確認し、契約内容を再度確認した上で、売買契約書に記名押印します。その後、司法書士に登記諸費用を支払い、登記移転の依頼を行います。
登記完了までの期間は、通常7~10日程度となっていますが、時期や状況によっては1ヶ月以上かかることもございますのでご了承ください。
山林を購入後の手続き
山林所有者となった後の手続きについて、ご紹介します。登記移転が完了しましたら、山林物件の登記済権利証が届きます。
山林がある市町村への届出
「森林の土地の所有者」もしくは「国土利用計画法」の届出を提出します。
※実際は弊社でサポートいたしますのでご参考のために記載いたします。
購入した山林の面積が10,000㎡を超える場合は「国土利用計画法(契約締結日から2週間以内)」を提出し、それ以下の面積の場合は「森林の土地の所有者(契約締結日から90日以内)」の届出を提出します。
山林不動産所得税の支払い
山林を購入してから数ヶ月後に不動産取得税を納める必要があります。保安林は不要です。
山林不動産の所得税は「課税標準 × 税率(3%)」となっておりますので、一般的な不動産所得税と比べて山林不動産の場合、それほどの金額にならない場合がほとんどです。
年間の固定資産税の支払い
固定資産税は「課税標準 × 税率(1.4%)」で算出します。毎年春になると役所から届く”納税通知書”で確認し支払うことになります。
詳しくは以下のWoodyニュースで記載しています。
山林の固定資産税の計算方法を紹介!実際に計算してみよう!(Woodyニュース)
山林購入の問い合わせ
山林のご購入を検討されている方は、Woody山林不動産にご相談ください。
下記のお問い合わせフォームに必要事項を記入の上、送信ボタンを押してください。
また、お電話(0771-74-0958)でもご相談を受け付けております。お気軽にご連絡ください。