都心へ移住し、山林を管理できなくなったので山林を売却されたい方や、子供への相続を考えると山林の管理を任せるのは大変ということで山林を売却したいという方が最近増えています。

 しかしながら山林の売却を検討されている方のほとんどが、山林売買を経験したことがなく初めての方です。

 どのようにして売却手続きを進めていくのか、良い購入者の方がいれば検討したいなぁと思いながらも、何から始めればいいのか分からないとお困りの方も多いと思います。

 そこで本ページでは、山林を売却する流れやその注意点などをご紹介いたします。

 弊社へご連絡される前に、本ページで売却までの流れなどを大まかに理解しておくと、その後のやり取りもスムーズに進められると思いますので、ぜひご一読いただけますと幸いです。

山林を売却するまでの流れ

  1. <ご依頼者> 電話もしくは問い合わせフォームより弊社へ連絡。
  2. <弊社担当> 状況ヒヤリングを行い、今後のスケジュールを確認。
  3. <ご依頼者> お伝えした必要書類を準備・提出。
  4. <弊社担当> 山林調査の準備が整う。
  5. 仲介の契約書にサインを交わす。
  6. <弊社担当> 山林調査を実施し、土地と立木の見積りを行う。
  7. <ご依頼者> 山林調査結果と掲載価格に合意であれば合意サインを交わす。
  8. <弊社担当> 山林調査の写真や山林情報を本サイトへ掲載。
  9. 購入希望者から弊社へ連絡。
  10. 購入希望者と売買契約書にサインを交わす。
  11. 購入者から指定口座へ支払いが行われる。
  12. 司法書士を交えて山林の名義変更を行う。

山林不動産会社を探す

 山林を売りたい場合、通常は住宅不動産会社に相談することが多いですが、山林不動産に関して言えば、林業会社に依頼する方がおトクです。

 その理由は、林業会社であれば”土地”だけではなく、”立木”の価格も査定するためです。森林管理・整備のための伐採・搬出計画も行うことができ、また丸太の販売ルートを持つため、山林に関して言えば林業会社の方が正確に査定することができます。

土地の査定方法

 山林や宅地などの地目の確認、接している道の状況や山の傾斜などが査定基準となります。また市街地に近いなどの立地場所、電気や上下水道、電波などのインフラ状況、川やキャンプ向けの平地などの長所などを考慮して査定を行います。

立木の査定方法

 まず樹種や樹齢、太さや材積、手入れ状況を確認します。そして査定時点での木材市場の原木買取価格から立木を査定します。また山林の傾斜や土の状態などの現場状況から林道開設や間伐・皆伐の作業経費を算出しトータルでの立木価格を算出します。

 また”Woody山林不動産”では、購入者が見つかるまでの間に、可能であれば森林整備(間伐・主伐)を行い、丸太の売り上げをご依頼者へ還元することで売買成約時までの運用コストを抑えることができます。

 このように山林不動産だけではなく、森林管理も行うトータルサービス会社です。

必要な書類を準備する

 山林の場所を確認するために「登記簿謄本」もしくは「固定資産税の通知書」が必要になります。

 登記簿謄本は法務局で取得できます。また固定資産税の通知書は、山林をお持ちであれば毎年送られてきます。

 まずはお電話もしくはお問い合わせフォームよりご連絡ください。状況ヒヤリングを行い必要書類をお伝えいたします。

仲介契約書にサインを交わす

 提出いただいた「登記簿謄本」もしくは「固定資産税の通知書」をもとに、弊社の方で山林を特定し、地図や森林資源情報など山林調査に必要な資料を準備いたします。

 そして準備が整い、山林の現地調査を実施する前に、弊社と仲介契約書のサインを交わします。

山林調査とは

 山林は現地を見て初めて山林の状態や状況が分かります。例えば台風や大雪で多くの立木が倒れている場合や、昔の地図と異なり新しく道が出来ていたり、地形が変わっていたということもあります。

 また、隣の山林との境界に”境界杭”が打ってあれば、最も簡単に調査が終わりますが、川や石、谷線・尾根線などの自然境界や立木の樹種や樹齢、枝打ち状況で境界を見極めるケースが多いです。

 その場合、隣接する所有者の調査から始まり、所有者どうしの日程調整を行い、弊社担当の案内のもと一緒に現地を歩き、境界の確定を行います。

 そして境界杭を順次打ち、面積測量するという工程となるため費用がどうしてもかかります。しかし相続される場合や山林を売る場合、森林整備を行う際にはいずれ必要な作業でもあります。

山林調査費とサイト掲載管理費

 山林売却までにかかる費用は、この”山林調査費“と”サイト掲載管理費“、そして山林売却時に発生する”仲介手数料“です。

 お持ちの山林の手入れ状況にもよりますが、購入者が見つかるまでの間に、森林整備(間伐・主伐)を行い、丸太の売り上げを還元することで、山林調査費とサイト掲載管理費が0円になる場合もあります。

 さらに立木の状態が良ければ、さらにプラスで還元できる場合がございます。

 まずは状況ヒヤリングと山林調査を行う必要がありますので、お気軽にご連絡ください。

仲介手数料

 Woody山林不動産での購入者との売買契約が完了した際に発生する仲介手数料は以下になります。

 a. 売買金額が200万円以下
  → 10%
 b. 売買金額が200万円超から400万円以下
  → 9%+2万円
 c. 売買金額が400万円超
  → 8%+6万円

合意書にサインを交わす

 山林調査結果と掲載価格に合意であれば合意サインを弊社と交わします。

 そして、今回の山林調査の写真や山林情報を本サイトへ掲載いたします。

 また本サイトの掲載以外にも、事前にWoody山林不動産にお問い合わせいただいた購入希望者や、特定の地域で山林をお探しの方、林業関係者へ営業を行います。

 そして条件が合えば、購入者と譲渡契約を締結し、売却代金を決済します。

売却後の税金について

 山林を売却して得た所得は”山林所得”となり、確定申告が必要です。ただし取得して5年を経過しない山林の売却は、事業所得か雑所得になります。

 山林所得について詳しくは以下のWoodyニュースで記載しています。
山林を森林整備・売却した際の所得税を計算方法とは!?実際に計算してみよう!

山林売却の問い合わせ

 山林の売却を検討されている方は、Woody山林不動産にご相談ください。

 山林の場所が分からなかったり、必要書類が揃っていなくても問題ありません。こちらから状況を確認し、アドバイスさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

 下記のお問い合わせフォームに必要事項を記入の上、送信ボタンを押してください。

 また、お電話(0771-74-0958)でもご相談を受け付けております。お気軽にご連絡ください。